再生塾

覚醒への道

学問の目的は真理の探究に在り、始原の追求に繋がる覚醒への道、悟りへの道という思考の延長線上に在る。

個の確立とは人間の存在そのもの(レゾン・デ・エトル)を確認する営みであり、覚醒への道の入り口である。

覚醒への道は思考の一段階としての内省により個に沈潜する事で開かれる。 個は全に繋がる唯一の窓であり、個がマクロ・コスモス(全)と繋がって初めて個が確立されたと言える。 個の外側を通って全に到達する事は出来ず、個の内側を通ってのみ全に到達する事が出来る。 神がいないから個が確立出来ないのではなく、個が確立出来ないから神がいないのである。

覚醒するには、個人が眼を内側に向ける訓練を怠らず、常に自己を客観視(subject-object)する必要がある。 近道もせず、寄り道もせず只一途に真理を探究する姿勢、そこには何の短絡もあってはならない。

学問は悟りへの道の一段階に過ぎない。 細分化された学問により人間は覚醒への道を塞がれてしまっている。 細切れの学問では複雑な人間を解き明かす事は出来ず、一度細分化された要素を再構築出来る能力が常に要求される。

マクロ・コスモスと断絶したままの学問は実に虚しいものである。

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